こんにちは、FPのゆたかです。
僕のメルマガでは
3分でお金が学べる
初心者にも分かりやすく
をテーマに毎週月曜日と金曜日に配信しています。
前回に引き続き今回も介護についてお話ししていきます。
第三回目の今日は施設介護についてです。
施設に入るとお金がかかると漠然と考えている人も多いのではないでしょうか?
介護施設と言ってもピンからキリまでありまして、入所するのに数千万円かかるところもあれば初期費用のかからないところ、月額数十万円するところもあれば十万円くらいのところもあります。
まずは介護施設ってどんなものがあるのか、こちらからお話ししていきます。
施設介護には大きく3つの種類があります。
高齢者住宅、老人ホーム、介護施設です。
高齢者住宅については基本的には自立している人が入るものですので、今回はお話しせずに老人ホームと介護施設について解説していきますね。
老人ホームは民間が運営する施設と公的機関が運用する施設があり、それぞれ以下のような特徴があります。
老人ホームと言えば、介護付き有料老人ホームとグループホームがなじみがあると思います。
介護付き有料老人ホームは施設介護の代表格で、ここに入所できればかなり手厚い待遇を受けることができます。
ただしネックになるのが費用面です。それぞれの施設で変わってきますが、入所時に1000万円の初期費用がかかるところや月額費が100万円くらいのところもあります。
高級老人ホームだと思っていただければいいかなと。
僕は愛知県に住んでいますので、名古屋市内の介護付き有料老人ホームを調べたところ、入所に数百万円~1000万円、月額費用は40万円~100万円ほどが相場でした。かなり高額ですね。
もちろんお住まいの地域や施設によって価格差はかなりありますので、一度ネット検索して相場を確認しておくと良いでしょう。
次に老人ホームの中でも公的機関の運営するグループホームを見ていきましょう。
同じ老人ホームでも介護付き有料老人ホームよりかなり費用は抑えることができます。
入居費用が無料の施設もたくさんありました。
老人ホームを利用する際に大切なポイントは費用面はもちろんですが、要介護状態によっては利用できない施設もある点です。
ケアハウスの場合は要支援の人でも入れるのに対して、グループホームの場合は要介護~認知症の人が対象です。
その他にも細かい条件がある場合もありますので、イザ施設を利用するときに困らないように事前リサーチしておくと良いでしょう。
続いて施設介護の中でも利用する人が多くなるのが介護施設です。
特に特別養護老人ホームは看取りまでしてくれて手厚い介護を受けることができますので非常に人気のある施設になります。
特別養護老人ホームは初期費用がかからず月額費もかなり安いのが特徴です。
要介護3以上から認知症で介護が必要な人を最期の看取りまでしてくれる施設が多いので利用する人がたくさんいます。
では、施設介護についてどういった施設があっていくらかかるのかイメージできたところで、在宅介護から施設介護にわたってどんな流れになるのか説明していきますね。
まずは、訪問介護やデイケア、ショートステイなどの介護サービスを使いながら在宅介護から始まります。
このあたりから子どもにとって金銭的負担や身体的な負担がかかってきます。
さらに両親に衰えが見え始め要介護3程度になると、ほぼすべての日常生活で手助けが必要になりますので、自宅での介護が難しくなってきます。
このあたりから施設介護が始まっていきます。
多くの人が費用が安く看取りまでしてもらえる特別養護老人ホームを希望しますが、特養は人気が高く順番待ちになるケースがほとんどです。
お住まいの地域によっては1年以上は待ちになるなんて話も聞いたりします。
ですので、特養までのつなぎとしてグループホームやケアハウスを使うことになる人も多いです。最初から特養に入ってもらうつもりで算段していても順番待ちなると思わぬ出費になることもあるので、このあたりは事前リサーチが重要になってきます。
最期に多くの人が特養を利用して、看取りまでしてもらうことになります。
まとめますと、在宅介護⇒在宅介護(デイケアやショートステイ、訪問介護を利用)⇒施設介護が必要になる⇒一時的にケアハウスやグループホームを利用⇒特別養護老人ホーム。こんな流れになるとイメージしておきましょう。
ザックリとそれぞれの施設にかかる費用をまとめましたので参考にしてください。
何度もお伝えしたように介護は事前準備や事前リサーチがかなり重要になります。イザそういうタイミングがきたときにスムーズに進むように準備しておきましょう。
ここまで3回にわたって介護についてお話をしてきました。
漠然とイメージしていたことが「なんとなく分かった」というところまでみなさんの理解が進んでおりましたら良いかなと思います。
僕も両親の介護に向けて、もらっている年金額や資産状況を最近聞いてきました。
それをしただけで親の介護についてかなりイメージできた部分があります。
これからは兄弟と一緒にイザ介護が始まったらどういった手分けをしていくか話していきたいと思います。
こういう下準備が介護をスムーズにおこなっていく上で大切になります。
ぜひ、みなさまもできることから始めてみてください。