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テーマ『ねんきん定期便を使った年金攻略セミナー』
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こんにちは、FPのゆたかです。
最近読んだ本でおススメなものを紹介します。
それがこちらです。
ででん!!

資産形成の本じゃなくてすみません。笑
でも休むことと稼ぐことは密接に関係してるので、広い意味でお金の本です!(ドヤ)
ところでみなさんは”休むこと”について考えたことってありますか?
僕は社会人になって早10年になりますが、正直休みについて考えたことは一度もなかったです。
YouTubeを見てたらこの本を紹介する動画が流れてきたので見てみたらめっちゃ気になったのでその日に買いました。
結果、買ってみてめちゃめちゃ良かったです。
感想は
日本人は休むのが下手なんだなぁ
ってことです。笑
ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、欧米人や成功している人は『休みのために仕事をしている』、対して日本人は『仕事のために休んでいる』。
月から金曜日まで働いてクタクタになりながら土日を迎えて、家でごろごろしながらYouTubeやネットフリックスを見ながら気づいたら日曜の夕方になっている。
そんな日々や経験がある人には一度読んで欲しいです。
内容も分かりやすく簡潔にかかれていてページ数もそれほど多くないので1~2時間ほどでサクッと読めます。
僕もさっそく2月の仕事のスケジュールを見直しました。
そうやってすぐにできることも書かれているので即効性もあります
QOL(人生の質)を上げたい人にもおススメです。
今日は本編の源泉徴収票の見方だけでもボリューミーなので一問一答コーナーはお休みします。楽しみにしていてくれた人すみません。
源泉徴収票の見方
みなさんの元に源泉徴収票は届きましたでしょうか?
届いたけど、支払金額だけ見て「去年の年収は〇〇万円かぁ~」ってなってそのままどこかにしまい込んでいませんか?
はい、これは数年前までの私です。笑
ドキッとした人もいるんじゃないでしょうか?
今日は源泉徴収票の見方をお話ししていきますね。
これから退職するまで一生もらい続けるものなのでこれを機に一気に学んでしまいましょう。
1年間で会社から受け取った給与と納税額(所得税)が書かれた紙
つまり、源泉徴収票をもらったら支払い金額と納税額を確認すればOKです。
会社から受け取る給与に間違いがあることはないので納税額が間違っていないかを確認するのが大事です。
源泉徴収票のここの部分ですね。

ここの部分にあなたが支払った所得税の総額が書いてあります。
ではここで質問です。
ここに書かれている源泉徴収額(所得税額)は正しいでしょうか?
こうやって正式に出されているんだから正しいでしょ!
と思うかもしれませんがホントにそうでしょうか?
もし払う必要のない所得税を支払っていたとしたら・・・
本当にここに書かれている源泉徴収額が正しいかどうか自分で計算できるのが理想じゃないですか?
ここから先は自分の所得税額が正しいかどうか計算する方法を解説していきますので、最新の源泉徴収票がある方はぜひお手元に準備して自分の税額を一緒に計算してみて。
それを分かりやすく図にしたのがこちらです。

ポイントは、稼いだお金すべてに所得税がかかるのではなく”控除”が引き算されるってことです。控除が引き算されて残った課税所得に税金がかかるんですね。

まず会社員や公務員のように給料をもらっている人には”給与所得控除”という特別な控除が認められています。
これは経費のようなもので、会社に勤めるためにはスーツを買ったり、靴を買ったり色々とお金がかかるということでその分は働くための必要経費として収入から差し引いてくれるんですね。
この給与所得控除額は年収によって決められています。
年収とは源泉徴収票のここの部分(支払金額)になります。


例えば、支払金額(年収)が500万円の場合、給与所得控除額は「500万円×20%+44万円=144万円」になるので、源泉徴収票のここの部分(給与所得控除後の金額)が「500万円−144万円=356万円」になっていればバッチリです。

給与所得控除だけでなく、さらにここから控除できるものがあります。
それがみなさんが年末調整で申告している、生命保険料控除や扶養控除、配偶者控除などですね。

だから年末調整は大事なんです。自分が受けられる控除を全て申告しないと引き算されるお金が少なくなるんで支払う所得税が多くなっちゃいます。
みなさんが年末調整で申告した各種控除が全て反映されているかを確認するのがここの部分です。

どんな控除が受けられてその控除額はいくらか把握する
会社員や公務員の人が年末調整と確定申告で申告する控除一覧をまとめたのでこちらで確認すると便利です。

この表を照らしあわせながら源泉徴収票のここの部分にちゃんと反映されてるか確認してみてください。

そして年末調整で申告した控除額をまとめたものが源泉徴収票のここの部分(所得控除の額の合計額)に書かれています。

だんだん分かってきましたね。ここまでできればあと少しです。
年収500万円の場合、給与所得控除額は144万円ですので、給与所得が356万円になります。

それがここの部分に書かれています。

さらにここ(356万円)から、年末調整で申告した控除額を差し引きます。

ここに書いてある金額ですね。この金額が間違っていないかしっかり確認しましょう。

仮に所得控除の額の合計額が200万円の場合、課税所得は「356万円−200万円=156万円」になります。

この課税所得に所得税率をかければ支払う所得税額(源泉徴収税額)が計算できます。
所得税率は課税所得の金額によって決められていて、いわゆる累進課税ということで課税所得が大きければ大きいほど所得税率も大きくなります。

例えば、課税所得が156万円の時、「156万円×5%=7万8000円」が所得税額になります。
課税所得が250万円の場合、「200万円×10%−9万7500円=10万2500円」という計算になります。
それがここに書かれているってことですね。

これが源泉徴収票を使って源泉徴収税額(所得税額)を計算する方法になります。
初めての人は訳わかんないですよね?
でも大丈夫です。
源泉徴収票を手元にこの記事を読みながら何度も何度も計算してみてください。
一度仕組みを理解できると案外簡単なものだと気づくことができます。
こうやって自分で計算できるようになると
- 年末調整はしっかり申告しよう
- 使える控除は使っていこう
- 申告したものが正しく反映されているか確認しよう
そういった気持ちが出てくると思います。
そうなればバッチリです。
会社員や公務員の人はなかなか節税できないのが現状ですが、税金を理解しておくことで支払う必要のない税金まで支払ってしまうという損は避けることができます。
マズイのは、何も知らずに取られ損になることです。
本来、税金というのは納める側が申告して計算されるものです(確定申告がその仕組み)。
でも日本では税金を先取りする仕組み(それが源泉徴収です)が採用されています。
だからこそ国民が税金を学ぶ機会がないんですよね。
確定申告して納める税金を計算する場合、強制的にその仕組みを覚えさせられたり、節税席る方法を自主的に考えたりできますよね?
でも、源泉徴収だとそうはなりません。なんだか国の策略が透けて見えてきそうです。笑
少なくとも僕のメルマガを読んでくださるくらい勉強熱心な人には知らず知らずのうちに税金で損しちゃってるということがないようにして欲しいと思っています。
ですのでこれから先のこういう知っておいて欲しい情報をどんどん発信していくので楽しみにしていてくださいね。
では、次回のメルマガでお会いしましょう。